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■医薬品の9割以上を占める「医療用医薬品」市場が、当社のビジネスフィールドです。
医薬品は、大きく2つに分けられます。一つは、テレビCMなども放映され、皆さんが薬局やドラッグストアで気軽に購入できる「一般用医薬品」。そしてもう一つが、医師の処方に基づいて用いることが法律で定められている「医療用医薬品」。こちらは市販されず、調剤薬局や院内薬局のみで手に入れることができます。実は、医薬品全体に占める一般用医薬品の割合は10%に満たない比率であり、9割以上を医療用医薬品が占めています。
直接皆さんの目に触れる機会はありませんが、実は医薬品全体の中でも大きな比率を占める医療用医薬品分野が、私たちのビジネスフィールドであり、今後も安定した市場性が見込まれています。
■病気予防と早期発見を支える「診断薬」のメーカーです。
また医療用医薬品も、大きく「治療薬」と「診断薬」に分けられます。診断薬は、直接病気を治療するのではなく、各種検査などに用いられ病気を予防したり、病気の早期発見や病状分析に使われます。私たち日本メジフィジックスは、放射線医療の最前線で使われる放射性診断薬を研究・開発・製造・販売する製薬メーカーです。
「新薬開発」と「製造」との一体化を義務づけていた薬事法が改正されたことにより、わが国の医薬品業界は、欧米製薬メーカーの参入や、日本企業間の買収・合併など、再編の動きが活発化しています。グローバルな市場競争を勝ち抜くために、大手メーカーは研究開発に注力し、中小の製薬会社は大手の受託生産にシフトしようという傾向が強まっています。
こうした再編のうねりのなかで生き残っていくためには、医薬品分野における明確な存在価値をもつことが必要です。日本メジフィジックスは世界有数の研究開発力を有する「放射性診断薬」メーカーとして独自の存在感を発揮し続けています。
■放射性診断薬市場は今後も拡大します。
効果的な治療に欠かすことのできない“もう一つの医薬品”、それが「診断薬」です。診断薬は、主に医師が治療を始める前に行う画像診断――放射線やCT、MRI、超音波などを利用して、病態や臓器の形、大きさや機能を正確に把握するための検査――に用いられるもので、それぞれ目的に応じて放射性診断薬、X線CT造影剤、MRI造影剤などがあります。
日本メジフィジックスは、年々増加し続ける悪性腫瘍、心臓疾患、脳血管疾患といったいわゆる“三大死因”の早期発見や治療方針の決定に不可欠な「放射性診断薬」のリーディングカンパニーとして、人々のQOL(Quality Of Life)の向上に広く貢献しています。
また、その高い専門性を活かして、新しい事業分野への挑戦を始めています。
そのひとつは、がんの早期発見などに用いられるPET診断薬です。PET診断に用いられる放射性医薬品「18F-FDG」に含まれるラジオアイソトープ「F-18」の半減期は約2時間(110分)と極めて短く、このため、製品としての供給は不可能と考えられていました。しかし、日本メジフィジックスは、製造拠点を全国に展開することで、リアルタイムでの製品供給を可能にしました。
もうひとつは、治療分野への進出です。前立腺がんは近年わが国でも増加している病気ですが、従来の治療法としてはその多くが外科手術でした。しかし、患者の負担の少ない治療法である「ヨウ素シード線源による小線源療法」は、前立腺がんの治療に新たな選択肢を提供しました。日本メジフィジックスでは、この治療法に不可欠な高度管理医療機器を提供しています。また、2007年には、がんの骨転移による疼痛を緩和する放射性医薬品を上市し、核医学の新たな可能性を形にしてきました。
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■新しい価値観を創造する「研究・開発」部門
研究開発部門では、新しい放射性診断薬の研究にあたる「研究職」と、治験・臨床試験を通じて薬の安全性・効果を検証する「臨床開発職」が協力し合って、日々の業務に取り組んでいます。
創薬研究所では、現在の医療ニーズを満たしながらその一方で、常に10年先の医療の動向を見据えた研究・開発に取り組んでいます。また、核医学先進国である米国の核医学関連分野の最新情報を収集するほか、海外の企業や研究機関との共同開発、業務提携に向けた可能性の探索・調査を行なっています。
■高品質の製品を安全、安定して供給する「生産」部門
放射性医薬品の安定製造を担う生産部門は、これまで千葉工場(千葉県袖ヶ浦市」と兵庫工場(兵庫県三田市)からSPECT製品を全国の医療機関に安定的に供給してきました。さらに、新たなコア事業としてPET診断薬事業へ進出したのにともない、全国9拠点にPETラボを開設しました。これによって、半減期(放射能が半減する時間)が110分というPET診断薬を安全・迅速・確実に医療機関にお届けすることが可能となりました。
■ユーザーからの専門的な問合せに迅速に対応する「画像センター」
核医学検査は、体内に投与した放射性医薬品の動きを体外からガンマカメラと呼ばれる機器で画像にして診断します。このとき、機器で収集したデータをさまざまに加工(データ処理)して画像に表します。このような核医学画像の作成やデータ処理に関して、放射線技師をはじめとする現場の医療関係者からの専門的な問い合わせに対応したり、データ解析手技のトレーニングを行なうなど、MR活動を側面からアシストしているのが、画像情報センターです。
■病院での新検査導入を専門的にサポートする「製品企画」
核医学検査は、心臓などの循環器系、脳などの中枢神経系、あるいは、がんの領域など、幅広く行なわれています。当社のMRは、こうした専門的な学術知識を広く、また深く勉強していますが、さらに専門的にMRをサポートする部隊がいます。それが「製品企画部」です。脳を専門とする第一部、心臓を専門とする第二部、腫瘍を専門とする第三部があり、新たに検査を導入することになった病院にMRとともに訪問し、医療関係者を専門的にまた細やかにサポートしていきます。このメンバーの多くは、以前はMRとして活躍していた社員です。
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